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24時間耐久乗車(?)旅行記 2003.12.22-23 その2

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木之本→米原

 木之本での道草を終え、米原まで往きと同じコースを戻る。車両も往きと同じ419系電車3両編成。車内は比較的空いており、米原まで4人がけのボックスシートを一人で使用することが出来た。このボックスシートは前にも書いたように特急車両として使われていた時代のものがほとんどそのまま。座席の座面を引き出すと背もたれの部分が下がってきて下段寝台が出来る構造になっている。シートの布地は金茶色のものに張替えられているし、引き出しできないように固定はされているが、座席と寝台を簡単に作り替えられる構造はそのままである。
 米原で新幹線乗換改札横のコインロッカーに預けていた荷物を取り出す。接続の豊橋行き新快速まで少し時間があるので、新幹線改札横の待合室でしばし時を過ごす。待合い室内に立ち食いのそばうどん店があり、かなり繁盛していた。つゆの匂いをかいでいるとお腹が減ってくるが、今日の昼は名古屋で食べることに決めているのでここはガマンする。

米原→名古屋

ノリホ入
大垣駅ホームに設置された「ノリホ入」
 定刻の約10分前にホームに降りてみると、すでに列車は入線してかなりの乗客が乗車していた。それでも若干空席があったので席について発車を待つ。途中の大垣でしばし停車する。ホームの柱に「ノリホ入」と書かれた箱が見えた。鉄道で旅行した時この箱を見て「何だろう」と思った経験のある方もいるかもしれない。ただ「ノリホ」とだけ書いてあったり、カタカナではなくひらがなで「のりほ」と書いてあることもある。いずれにしてもこの「ノリホ」とは「乗車人員報告」の内部用語で、車掌が列車の乗客数を報告する書類のこと。特急列車などでは車掌が車内を巡回する際にカチャカチャとカウンターを押して実際に数えることもあるが、大抵は座席の埋まり具合や立ち客の数などを基準に「目分量」で報告している。この「ノリホ」のデータは列車の両数を決めたりダイヤ改正のときの参考にしたりと、適正な輸送力を確保するために重要な情報になっている。

名古屋 うわさの100円ショップ「どえりゃあ亭」

名古屋どえりゃあ亭
名古屋駅3、4番線の「どえりゃあ亭」
 3、4番線ホームの立ち食い店「どえりゃあ亭」、何でも1品100円也、消費税込み。3、4番線は北陸線直通特急や一部のローカル列車が発着するだけで、乗降客は多くないのだが、この店だけのためにお客さんが集まってくる。何でも100円とはいっても、蕎麦うどんは「かけ」の値段で量もやや少なめ、具の天ぷらなどは別に100円。ご飯物も白飯100円に牛丼の具、カレールウなどが各100円だから、丼飯で200円となる。そして酒類も発泡酒、日本酒、焼酎など100円均一だがサイズは小。発泡酒中ジョッキや日本酒1合は「ダブルサイズ」となって200円になる。見たところ、客単価としては3〜500円くらいが多いようだ。
 今日のお昼はかけうどんと日本酒(ダブル)で300円、けっして「安かろう不味かろう」ではなかった。

名古屋→浜松

 入ってきた浜松行き新快速の電車はかなり混み合っていたが名古屋でかなりの乗客が入れ替わる。なんとか空いている座席にありつく事が出来た。名古屋発車時点ではかなり立ち客がいるが、次の金山で中央線や名鉄に乗り換える客がかなりいるため、名古屋で座れなかった客もだいたい着席できた模様。停車駅ごとに少しずつ乗客が減っていく感じだった。終点浜松に到着。

浜松→静岡→沼津

 浜松からの普通列車、富士行はステンレス製、銀色の車体の211系電車3両編成、「トイレの設備はございません」とアナウンスしている。新快速などと比べて編成が短い上、座席はすべて通勤電車型の窓を背にして進行方向横向きに座る「ロングシート」なので、座れる人数が少なくなる。さほど混雑しておらず、全員が着席できる状態で浜松を発車。東海道本線を青春18きっぷで長距離移動するとき、この静岡周辺の区間でよく3両編成トイレなしの車両に当たることがある。しかも乗り継ぎ時間が短い場合が多いので要注意である。
 この電車は静岡より東京寄りの富士という駅まで行くが、静岡でしばらく停車して、その間に沼津行き普通列車が先に発車するダイヤになっている。車両は「湘南電車」でおなじみのオレンジとグリーンの「カボチャ色」(本当は湘南に因んでみかんの「実」と「葉」の色とのこと。)の113系電車、座席はロングシートとボックスシートを組み合わせたタイプで、これも3両編成トイレ無し。

沼津→品川→上野

湘南電車
湘南電車と呼ばれているオレンジとグリーンの113系電車。
 沼津からは品川行の普通列車に接続する。車両は先ほどと同じ「カボチャ」色の113系だが、グリーン車2両を含む11両編成。東海道本線は米原から熱海までがJR東海の区間で、熱海から東日本になる。境界は熱海駅の静岡側なので、熱海駅は東日本が管理している。そのためここから駅名標や発車メロディが馴染みのあるJR東日本仕様のものになる。この季節福岡では夕方5時半を過ぎても明るかったが、関東に来ると5時には辺りがすっかり暗くなっている。読書をしたり居眠りをしたりしているうちに横浜を過ぎていた。この時間帯は東京駅から寝台特急なども発車するためホームのやりくりが厳しいためか、この列車は品川止まりになっている。東京着でも上野に行くにはいずれにしても山手線に乗り換えなければないので品川止まりでもあまり不便はない。品川の跨線橋上にもたくさん飲食店があるが、適当な店が見あたらないので上野まで行く。

上野で夕食

O-bento salmon
上野駅跨線橋上の「あじさい茶屋」
O-bento salmon
「輸入弁当O-bento  鮭ちらし」\390
   上野駅で軽く腹を満たしたいときによく利用するのがこの「あじさい茶屋」。跨線橋上の入谷口改札(巨大なジャイアントパンダ像のあるところ)からコーヒー店などの前を通ってを少し北(日暮里方向)に行ったところの書店の向かいにある。「あじさい」というと立食いの店が多いが、ここは全席着席で、「吉野家」の様なU字型のカウンター席と壁沿いのテーブル席がある。メニューも蕎麦うどん類だけでなくご飯物もあり、麺とのセットもある。時間帯により酒類やおつまみの一品料理なども提供している。券売機で食券を購入するがセルフサービスではなく、着席すると係員が食券を受け取り、料理は席に配膳される。下げ膳も係員がやってくれるので食べ終わったらそのまま席を立てばよい。
 今日は移動中の列車内で間食をしていたこともあってあまり多くを食べたいと思わなかったので、O-bento鮭ちらし単品を食することにする。このO-bentoというのは、かつて話題になった冷凍状態で輸入されたアメリカ製の「輸入駅弁」のことである。フルサイズとハーフサイズがあるが「あじさい」ではハーフサイズの物を解凍して皿に盛り変え、すまし汁と香の物をつけて提供している。「鮭ちらし」「鶏ごぼう」「豚生姜焼」の3種類があり、値段はそれぞれ単品で390円、かけ蕎麦またはうどんとのセットが610円。今日のように小腹が空いたときには単品がちょうど良いし、セットだとかなりお腹が空いているときでも満腹になる。

最終ランナー 常磐線中距離電車

 「あじさい茶屋」で夕食後、予定の列車の発車時刻まで少し時間がある。往きに羽田空港までの乗車と上野駅で福岡の友人へのお土産購入に使用してSUICAの残額が少なくなっていたので、やはり跨線橋上のキャッシュコーナーでチャージをする。チャージをすませてホームに降りるが列車はまだ入線していない。少しして折返しの列車が到着し、車内清掃が始まる。清掃終了の業務放送が入り、まもなくドアが開く。目的地までは約1時間の乗車、上野を出てまもなく居眠りするが、寝過ごさないように途中の駅で目覚めてからは眠らないようにした。21時過ぎに実家の最寄り駅に到着して、24時間あまりに亘る長い列車の旅が終わった。

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